言語聴覚士という力強い味方
兄が脳出血後に失語の障害が発生して初めて言語聴覚士という方々の存在を知りました。
リハビリでお世話になる専門職の種類
- 言語・・・言語聴覚士
- 手・・・作業療法士
- 足・・・理学療法士
言語聴覚士とは
脳卒中後の言語障害や聴覚障害ことばの発達の遅れ、声や発音の障害など、ことばによるコミュニケーションの問題は多岐にわたります。
言語聴覚士はこうした問題の本質や発現メカニズムを明らかにし、対処法を見出すために検査・評価を実施。必要に応じて訓練、指導、助言、その他の支援を行う専門職です。
1997年に国家資格となり、国家資格に合格して厚生労働大臣から免許を受けなければなりません。毎年1500名程度が言語聴覚士となっています。
日本言語聴覚士協会 ホームページより
リハビリテーション病院へ転院して、兄となかなかコミュニケーションが取れず不安ななか、言語聴覚士の方々の存在はとても心強いものでした。
発症から1か月の言語リハビリの様子
絵が描かれたカードを二枚提示され、(写真は「テレビ」と「お茶」です。)
言語聴覚士の方が、どちらかの名前を言い、該当するカードを選ぶという訓練でした。
この時は9割方正解してました。
退院後の言語リハビリ
1月8日自宅で言語リハビリを受けました。
見ているノートには、以下の内容が書かれています。
体調
げんき
元気です
かぜ
風邪をひいてます
なか いた
お腹が痛い
あたま いた
頭 が痛い
最初の1文字はなかなか出てこないのですが、言語聴覚士の方が、1文字言ってくれると、続きが出てくるようです。
「お腹」はどこ?と聞かれたとき
お腹は言えるけど、お腹はどこなのか繋がっていないようで、
考えて、胸を触ったりしています。
「お腹はここです。」と教えてもらってます。
「頭」はすぐに自分の頭を指していました。
この後、兄は「ここがないのよ。」と
この携帯に文字を入れる際のキーボード表を見せ、「ないの」と訴えていました。
LINEの練習
LINEにはスタンプ機能があり、気持ちなどを文字で入力しなくても絵で選べるという利点があります。言語聴覚士さんにより退院前からLINEの練習が始まりました。
今、家族とLINE入力の練習をしています。
入力の際「あかさたな」などのア行はデフォルトで表示されているが、イ行、ウ行などになると、最初の「あかさたな」からどこを押せばその文字が出てくるのか探さなければなりません。
それは失語の兄にとって、現在の悩みどころなのだと思います
私とのLINEのやり取りです。
兄が笑ったかどうかはさておき、遊び心も忘れません。
言語聴覚士の方々、兄の努力、家族の支えがあって、当初のカードの2択から、ずいぶん回復してきているのではないでしょうか。
コロナ禍でも介護、リハビリの手を止めることなく関わっていただくすべての方々に感謝します。
リハビリ後の笑顔です。
コメント
ジョイマンのやつ、何教えとんねんというのはさておき面白いなー😄
自宅で言語リハビリが出来て良かったです💮本人の努力とリハビリの先生、家族の支えで回復早いと思いました!笑顔が素敵です(^_^)V応援していますよ!
ありがとうございます。言語聴覚士さんのリハビリの後も子供達から特訓を受けてました!この調子で頑張ってほしいです☆