応援写真をいただいて

1月30日弟が兄を再び温泉へ連れ出しました。

腕をメキメキ上げている弟と兄との会話

兄との会話は、兄が言いたい単語を引き出していく手順があるみたいです。

弟は兄が言おうとしていて分からない時は、二択にして聞くようにすると導きやすくなるそうです。

会社の話?友達の話?

年上の人?年下の人?

と一つ一つ焦らずに二択で聞いていくと、答えにたどり着けたとのこと。

「こういうこと?」と

伝わった時、兄は「そう!それ!」と涙を流しながら喜ぶのだそうです。

あらゆる単語が出てこず、一日、二日、一週間と誰にも言いたいことが伝わらず、溜め込み、塞ぎこみたくなるであろうストレスはいかほどなのでしょうか。

そのような体験をしたことがないので想像でしかありませんが、

伝わった時、涙を流して喜ぶ兄を見ればその苛酷さは想像できるでしょう。

焦らず、ゆっくり一歩づつゴールに近づいていく。

これが失語症の方とコミュニケーションをとるのに大事なことなのでしょう。

自分にはどうにも出来ない問題を抱え、答えが分からず辛くて、不安を抱えているときに理解してくれる人が現れた時、やっと理解者に出会えたとしう安堵と救われたような気持ち、そんな感覚に近いのでしょうか。

私は現在兄に会えないのでビデオ通話での会話となり、なかなか実際に会って話すように兄から言葉を引き出していくことが出来ずにいます。

それでも、黙っているよりよっぽどいいと思います。

やはり車の中で兄が好きなサザンオールスターズの曲をかけると歌うそうです。

このブログについて兄の気持ちを知りました

弟と兄でこのブログの話になったそうです。

兄が、「会社の方々や、友人の方々、お付き合いのある地域の方々にも見てもらいたいから、このブログのことを伝えて欲しい」と言っているとのことでした。

ブログを始めようかと考えたのは兄がリハビリテーション病院で入院して3カ月たつ頃、コロナで面会もままならず、規制されている中、

孤独に耐えて頑張っている兄の姿を見て、ブログでアップしたら兄のことを見て知っていただけることに加え、応援コメントなどいただけるかもしれない。


そして、それは兄の支え、希望になるのではないだろうかと考えたことからでした。

それには兄の顔を出すことになり、家族の同意もいるし、第一に兄はどう感じるだろうと兄が退院するまで考えていました。

しかし、退院が近づくにつれ、もう兄は病院から出て、兄の病気を知らない人達と接していかなければならなくなったときに、もう待ったなしと思いました。

弟にまず最初に打ち明けたら、「何それ!いいじゃん」と意外に前向きな返答でした。
それから母、最後に一番重要な義姉に相談しました。

義姉から「よろしくお願いします。」との返答でした。

もちろん弟が兄にも聞いてくれ、いいみたいだよと聞きました。


しかしながら失語症の兄がこのブログの内容をどこまで理解しているか分からない中で、兄の写真を載せたり、状況を公の場に載せることを本当にいいのか半信半疑でした。

なので弟から今回の言葉を聞いたときは、私がしていることは間違っていない。
兄が私の背中を押していることを知りました。

これから、躊躇わずに脳出血後の後遺症と闘う兄の実情をブログに綴っていこうと思いました。

会社の方々からの写真を見て

兄が会社の方々から届いた写真を見ている動画が義姉から届きました。

兄が社会復帰を果たし、自分の居場所を見つけるまで、温かく見守っていただけると幸いです。

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コメント

  1. 会社のぱいせんです。
    本社在籍で人あたりもいい、愉快なキャラの彼は、そりゃ著名人です。きっとたくさんの方々が見ているはずです。ブログを広めようと私も知人に方々に拡散したら、私にもブログ見てるよって連絡がきます。
    たくさんの人が見て応援してます。

    • ぱいせんさん。
      いつも温かいコメントをありがとうございます。
      ブログの拡散大変感謝いたします。
      兄の状況、病気のこと、たくさんの方に兄は見ていただくことを望んでいます。
      ぱいせんさんが拡散していただいて、
      たくさんの方がブログを見て応援していただいていること、兄に伝えてもらいます!

  2. 後輩Nです。
    素敵な動画をありがとうございます!!お兄さんの優しい笑顔と奥様、お子さんたちの暖かい声、会話に嬉しくなりました。
    コロナでお会いできない中、こちらでお兄さんの状況を教えていただきつつ、失語症についても勉強させてもらっています。
    これからもよろしくお願いします。

    • 後輩Nさん。いつも温かいコメントありがとうございます。
      兄の感謝の気持ちが届けたらと思い添付させていただきました。
      後輩Nさんや見てくださる方々に届けられてよかったです☆
      このブログを見てくださって兄を応援してくださる方がいること、失語症について勉強していただけること
      とても心強く感じました。
      失語症については奥が深く未知な部分が多いのですが、知り得たことを発信していきたいと思います。
      これからもお付き合いいただけると嬉しいです☆

    • K.Y.さんコメントありがとうございます。
      エールいただきとても嬉しく、励みになります!
      これからも更新していきますので、兄の頑張っている姿を見てください。

  3. ご家族とご本人の頑張っておられるご様子に、心からエールを送ります!このような兄妹愛のある子供を育てたご両親も凄い💮何のお手伝いも出来ませんが、心より応援しています!

    • 久美子さん。いつも温かいメッセージありがとうございます!
      「何のお手伝いも出来ません」とのことですが、そんなことは無くて、
      温かいコメントが本当に家族の支えになり、力になっています☆
      ありがとうございます!!

  4. 家族皆で支え頑張っておられるのが素晴らしいといつも感じます。素晴らしい家族にエールです。

    • K.Y.さんコメントありがとうございます。
      エールいただきとても嬉しく、励みになります!
      これからも更新していきますので、兄の頑張っている姿を見てください。

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