高次脳機能障害と言語入力（携帯）

この日は弟が兄の家へ向かいました。

ＬＩＮＥに「サウナ」と入力したい

その時、弟が兄に今から行くからねとLINEで送っている内容です。

兄が船橋○○○と入れているのは、弟が言うには「サウナ」とカタカナで入れたかったみたいだとのことでした。

文字入力キーボードは平仮名、数字とアルファベットの３択で、カタカナで入力することは出来ません。

下の画像は私が兄と弟のＬＩＮＥの○○について確認した時のものです（左ー私、右ー弟）

普通であれば平仮名ででも「さうな」と入力して変換で出てきたカタカナの「サウナ」を選択して表示します。

兄も漢字の場合は普通にそうして入力しているはずなのですが。。

しかし、高次脳機能障害では「漢字で出来るのだから、カタカナも出来るだろうというものではない。」ということなのでしょうか

発症前後の兄とのLINEのやり取りです。

６月１０日発症なので、５月２４日は発症前、１２月２日は発症後となります。

当然ですが発症前は普通にＬＩＮＥのやり取りをしていました。

添付の画像はＧＷにコロナで会えなかったので、ＺＯＯＭ飲み会を画策してやり取りをしていたときのです。

兄は読書も好きだったので、好きな本を紹介してくれたり、弟の体を気遣う内容だったりのLINEのやり取りが残っています。

３月１３日兄とのＬＩＮＥ通話

２０時頃、兄からＬＩＮＥ通話がかかりました。

本当に最近兄の表情が以前のように明るくなってきています。

この日の会話は、今度こちらの実家に戻るときは、スムーズにコミュニケーションを取りたいので、兄の知り合いの方々の写真と名前が分かるものがあれば持って来て欲しいと話しました。

そうすると、兄が「分かった、分かった」と笑顔で年賀状を取り出し、数枚見せてくれました。

年賀状を送っていただいた方の名前を携帯に映し「誰々さん。これは誰々さん。」と見せてくれました。

途中「お兄ちゃん、いのしし（干支）しか見えてないよ！」と言うと笑ってました。

兄も私も楽しい時間を過ごせました。

私も兄の笑いを誘おうと何気にボケていたのですが、最後まで完全にスルーされてしまいました。

でも、楽しかったのでよかったです。