３カ月ぶりに兄が実家へ帰って来ました

５月末に自宅へ帰って３カ月ぶりに実家へ帰ってきました

３カ月ぶりの兄は以前よりも、発症前の兄を思い出させるような笑顔を見せることが多くなっている気がします。

３兄弟で懐かしい話などをしました。

昔住んでいた場所の写真や、google　earth　で現在こんなに変わったんだねなど話しました。

兄も懐かしそうでした。覚えてる？と聞くと「うん、うん」と嬉しそうに頷いていました。

依然と違うのは話をリードするのが弟になっていることですが、それを聞いて時々兄も笑っています。

失語症のある「のぶチャンネル」さんからコメントで伺ったのですが、その方はじゃんけんが出来ないというお話でした。

そこで、兄は出来るのかやってみようか！という話になり、じゃんけんしてみました。

兄はじゃんけんは出来ました。

その様子を動画にとりました。

検証するつもりが、子供のころに戻ったように楽しい時間となり、久しぶりに兄妹で笑った気がします。

YouTubeにその様子を投稿しました。

兄はとにかくよく散歩に出かけます。

朝、昼、夕、１時間ほど散歩しています。

朝、昼はほとんど一人で出かけています。

前回の帰省の時は散歩は私（妹）か母が必ず付いており、一人の時は家の庭をぐるぐると歩いて、家の敷地内から出ることはありませんでした。

そして、歩くスピードもかなり速くなっています。

杖と装具を付けて散歩していますが、平坦な道は杖を浮かして杖無し状態でもスタスタといってしまいます。

結構急な坂道もスタスタと上っていくので、なかなか追いつけません。

しかしながら依然として麻痺側のふくらはぎは非麻痺側に比べ筋肉は痩せています。

等を行っています。

とにかく兄はよく頑張っています。

今回初めて取り入れた内容がいくつかあります。

その中の一つである腹筋については

両足をテープで巻き付けて、仰向けになり下肢を腹筋を使って上げます。

これを１０秒数えて、下ろす動作をするのですが、

５セットもすれば十分だと思うのですが、もう止める？と聞いても、首を振って自分で指折り数えながら１２セット続けました。

公園での歩行練習については

杖無しで後ろで手を組み片道３００メートルほどの公園の道を往復５回歩いていました。

その後体幹を鍛えるために大股で歩いたり、カニ歩きなどをしました

他にも上肢の回復もまだあまり見られないのですが、兄にとって一番気になっているのが失語症です。

毎日交わす挨拶でも悩んでしまいます。

「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「おやすみなさい」「ありがとう」

分からんのよ～とよく困っています。

かと思えば「ごちそうさま」とスッと出てくることもあります。

自然に口からスッと出る時は状況にあった挨拶が出てきています。

分からなくなり悩むと間違えてしまいます。

言語については兄に「脳の回路が損傷しているから、新しい回路が出来るのには時間がかかるから」と伝えています。

「そっかぁ。」と言います。

「不思議だよね、脳って」と最後はこんな言葉が出てしまいます。

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