初めて一人でコーヒー注文に成功しました！

送られてきたコーヒーショップでの写真

１１月２２日発症から１年５ヵ月

兄から写メが送られました。

その写メには兄がコーヒーショップで一人コーヒーを飲んでいる様子が写っていました。

ついに一人で行ったのだと、とても驚き、同時にとても嬉しかったです。

話を聞くと、散歩中に立ち寄ったのだそうです。

平日の午前中ということもあり、店内は人が少なそうでした。というよりか、兄一人でした（笑）

初めて一人注文についてインタビュー

１．緊張しなかったか

　　緊張はしなかった

２．落ち着いて注文出来たか

　　少し慌てたが比較的落ち着いて出来たよう。

３．注文はどのようにしたのか

　　「コーヒー」と言った

４. ホットかアイスか聞かれなかったか

　　聞かれたけど、店員さんがホット用のカップを指して、これでいいか聞いてくれた

５．お持ち帰りか聞かれたときはどうしたのか

　　お持ち帰りは無いお店なので聞かれなかった

６．店員さんの反応は

　　兄の持っている杖にヘルプマークが付いており、それが目に入り状況を察してくれたようです。

６．注文は分かってもらえたのか

　　すぐに分かってもらえた

７．お会計はどうしたのか

　　１０２円のコーヒーを頼み１１０円出した

　　スムーズに出来た

インタビューをしてみて思ったこと

インタビューって大げさですね（笑）

兄に話を聞いて思ったことは、

失語症の方にヘルプマークは注文する際に有効。

ヘルプマークのシールに言語障害があることを書いているので、一人でもいざという時それを見せることで店員さんに対応してもらえると思います。兄の場合はヘルプマークが店員さんの目に入り察してくれたようです。

お店の混雑状況を考慮すると心に余裕が

やはり混雑していて後ろで待たれていては、障害がない健常の私でも焦るものがあります。

兄は平日午前中ということもありお店がに空いている時間帯だったので、心に余裕を持って注文することが出来たようです。また店員さんも余裕を持って対応してもらうことが出来たのではないでしょうか。

イートインのみのお店、テイクアウトのみのお店でハードルが下がる

コロナ禍でテイクアウトが出来るお店が増えていく中でなんですが、失語症の兄にとっては出来るだけ質問は少ない方が助かります。「店内でお過ごしですか？」や「お店で飲まれますか？」などの質問を避けることが出来ます。イートインするのであれば、テイクアウトが無いお店だとハードルが下がります。

お会計では

慌てず騒がず多めに出せばOK。この気持ちでいれば心に余裕が出来ます。

素敵な店員さん

兄の杖に付いているヘルプマークや兄の様子を見て察してくれて、「コーヒー」とまで言える兄に「ホットでいいのか」と聞くのにホットのカップで示してくれました。そして席までコーヒーを運んでくれたんだそうです。機転の利く素敵な店員さんに感謝です。

初一人コーヒー注文のその後の様子

そんな店員さんがいて快適に過ごすことの出来るコーヒーショップにその後も通っています。

同じお店であれば店員さんにも覚えて貰えてよりコミュニケーションを取りやすくなるかもしれませんね。

２回目の時には100円玉１枚と1円玉２枚の１０２円丁度お支払いしたようです。

２回目にして大分余裕が出来たのではないでしょうか。

これからも、どんどん一人でもチャレンジしていって自信に繋げて欲しいと思いました。

失語症実践リハビリ

失語症の方は一人で引きこもってしまう傾向にあるそうです。

そうですよね、言葉が通じなくて家族ですら遠い対岸にいて一人離れた島に取り残されたような気持がするという失語症なのですから。

まして一人で外出なんて、言葉が全然分からない外国に一人で行かされているようなものなのです。

でも、本当はどんどん外に出て行ってもらいたい。

失語症のリハビリにもきっといいはずだと思います。

兄は実戦リハビリと称し私（妹）や弟とスタバや丸亀製麺、マックやロッテリアなどでテイクアウト。

また星野珈琲やコメダ珈琲でドリンク注文を何度かしていきました。

Youtubeで公開しております。その様子も是非ご覧ください。

最初から出来た訳では無く、何度も何度も失敗を重ねてきました。

でも、いつの間にか兄の自信に繋がっていったのかなと思うと私も嬉しく思います♪