自宅に戻った兄の様子(発症1年6ヵ月)

兄からのLINEビデオ通話

9月から10月の2カ月いた実家から自宅に帰った兄は、デイサービスや訪問看護を受けています。

デイサービスは週4日、1日3時間半行っています。

訪問看護は1時間を週2日、30分を週に1日です。

訪問看護では言語聴覚士が自宅へ来て言語訓練、看護師によるマッサージを受けています。

デイサービスや訪問看護のないときは一人で散歩をしています。

結構足を延ばしているようで、時間にすると1時間半ほどの距離を散歩しているようです。

散歩の途中、スーパーの中に併設されているコーヒーショップへ立ち寄りコーヒーを飲みながら電話が架かって来ます。

一人でコーヒーを注文して会計を出来るようになっているのですが、最近はスーパーのレジで菓子パンを買って、そのパンをコーヒーショップのコーヒーと一緒に食べるのが楽しみになっているようです。

一つ一つ出来ることが増えていくことを喜んでいるようです。

デイサービスでのリハビリ

兄に通所リハビリではどのようなことをしているのか尋ねるのですが、「自転車、自転車。」と言って、他には?と聞くと「ストレッチ」と言います。

表情からは物足りなさを感じているようでした。

兄はもっとストイックなリハビリを望んでいるのだと思います。

ストイックでしんどいメニューでも良くなりたいその一心なのでしょう。

家族で「Googleフォト」で写真を共有しています。

コロナ禍で兄が倒れたため、病院に面会に行ける人数が限られていたり、実家と兄の自宅が遠方のため、情報共有として利用しています。

そこに兄がよく自撮りをして写真を保存します。

その保存された写真を見ると、ゴミ袋を持って笑顔の兄が写っていました。

LINE通話で兄に何があったのか尋ねると、

デイサービスのリハビリでスタッフと外出し、デイサービスの施設で使うゴミ袋を購入したそうです。

写真の表情から楽しかったのだろうと想像して、「良かったね。いつものリハビリより楽しかった?」と聞くと首を横に振って「簡単。」とつまらなそうでした。

ここでも兄は物足りなさを感じているようでした。

自分はもっと出来るし、さらにもっと出来るようになりたい。

失語症のある兄には言葉にすることは出来ませんが、そんな心の声が聞こえてきました。

実家に帰ることを楽しみに

LINEビデオで通話すると、必ず兄が「1,2?」と聞いてきます。

これは、いつ実家に帰れるのかと聞いています。

「1月だよ。こっちに帰ってきたら、もっとストイックに訓練しようね。買い物もたくさんしようね。」と言います。兄はそれを聞くと、ホッとしたような嬉しそうな顔をします。

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コメント

  1. こんばんは!
    情報を共有し家族でお兄様をサポートしてて素晴らしいです。
    実家と自宅を行き来できるのは介護する方々の負担軽減に繋がり羨ましい環境です♪
    デイサービスには限りがありますからお兄様の今の状況に満足できるサービスには至らなくなってしまったのですね〜
    我が家は週に2回リハビリに特化したデイサービスへ、個人的なリハビリに週に2回あるいは3回通っています。また、訪問看護で言語療法士さんにも月に2回来ていただいてます。

    1日も早くミューズ細胞治療など再生医療が一般の方々に届き後遺症で困ってる方々を快方へ導いて欲しいですね。

    また ご実家でのリハビリの様子 楽しみにしております。

    • じゅん1012さん、コメントありがとうございます。
      そうですね。自宅と実家で場所を変えることで兄本人も気分転換になってると思います。
      じゅんさんのご主人は、リハビリに特化したデイサービスと個人的なリハビリで運動機能リハビリは施設を使い分けて利用されているのですね。
      兄も以前は2カ所利用しておりましたが、1カ所は兄よりもだいぶお年を召した方々向けの施設だったようで、兄には苦痛そうでした。
      もう少しリハビリ施設が増えて利用者の選択の幅が広がるといいなと思います。
      実家のリハビリの様子楽しみにしていただいてるとのこと、ありがとうございます(*^-^*)頑張ります!!

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