ブログを始めた理由
7月末に兄の退職は決定しました。
復職は兄の希望でもあり何とか叶えて欲しい、その想いで家族皆で戦いの日々だったように思います。
精神的に追い込まれ極限状態になる日々。
このブログを始めた理由の1つである
「兄の復職を応援する」これが理由の多くを占めていました。
兄の頑張りを知ってもらうこと。失語症について知ってもらうこと。
兄の復職後の環境を整えられるのではないかと希望を込めていました。
結論からすると、現実はそんな簡単な話ではなかった。
会社はボランティアではない。
兄の障害は私が思う以上に重かった。兄も納得しています。
それでも個人的に繋がってくださる方々がおられることに、大変ありがたく思っております。
復職は叶わなかった今、このブログを続ける目的は兄の社会復帰や回復経過を同じ失語症の方やご家族に向けて、また失語症と関わりのある方々あてに発信していきたいと思います。
退職後の進路と心配事
現在は兄と共有しているアルバムに追加される写真やビデオと兄からの少しの文章のLINEで現状を把握しています。
新聞に公告を挟む作業の練習をしている写真が最近よく保存されています。
就労移行支援の施設でする作業なのだそうです。
脳出血をしてから、兄は我慢強く不平不満を表さなくなりました。
迷惑をかけることへの抵抗からか、自信が無くなったのか、もう色々悟ってなのか分かりません。
性格が穏やか過ぎて心配になるほどです。
病院退院後、デイサービスへ行っていた時期がありました。
そこは以前にもブログに綴りましたが、リハビリをする場所では無くただ時間を潰しに行くような場所だったのです。
弟が様子を伺いにデイサービスへ行って初めて「早く良くなりたい」と願う兄にとって本当にこの施設でいいのか疑問が湧いたのでした。
実家近くの自立生活訓練センターは失語症支援者養成講座にとして参加しそこで出会ったスタッフさんからご紹介いただけました。
失語症友の会についても、入院中に言語聴覚士さんに尋ねたことがありましたが、返答は
そういうものがあるみたいですね。退院してから家の近くで探してみてくださいとのことだったので、あまり認知されている会では無く、おすすめでもないのだろうと思いました。
しかし、物足りなそうにしている兄を見て何とか兄に刺激をと私が調べ問い合わせ友の会に参加することになると、実際はとても良い会で、失語症の方々と知り合えるし、話す場があるし失語症支援者養成講座への参加も会からの紹介があったからでした。
与えられなかった情報
訓練センターのような施設なり、失語症友の会なり、なぜ退院後情報をもらえなかったのか。。。
情報は待っていても得られないものなのだと思いました。
また失語症の本人は情報から取り残されがちです。
本人には意思能力があるのですから、きちんと情報を与え本人に選択させることが人権を守ることなのではないかと思います。
コメント
妹さん 発信ありがとうございます。
このブログを通して お兄様のリハビリの様子、通っている施設などを知ることで一歩踏み出せた方がいっぱいいることと思います
わが家もこのブログを通して知った失語症友の会を探して一度参加いたしました。
残念ながら近隣の友の会はSTさんが月に一度しかいらっしゃらず主人には雰囲気も合わず訪問リハビリのみを継続しております。
妹さんの仰るとおり、失語症の方は特に自分で情報を得ることが難しいので、家族は途方に暮れますよね。
家族がいかにアンテナを張り巡らせるかによってリハビリが良い方向へ向かうかを決めると言っても過言ではないと感じています。
家族は必死ですよね。
まだまだ必死な日々が続いていますが、リハビリ入院を繰り返し家族がリフレッシュする時間も得ながら、少しでも前に進めるよう頑張りますね!
じゅんこさん
いつも私の拙いブログを閲覧いただきありがとうございます。
このブログで一歩踏み出せる方がいるとのコメント大変うれしく思います。
残念ながらじゅんこさんのご主人には失語症友の会が合わなかったとのことですが、
失語症などの後遺症があっても無理せずに何か楽しくリハビリが出来る場所を探していきたいですよね!
じゅんこさんもご自身の心や体もご自愛してください☆