LINEビデオ通話で繋がる

1月17日(日)弟から電話がありました。

出ると、Lineビデオ通話で兄の顔が映っていました。

弟が兄の家にいるようです。隣には兄の娘っ子がいました。

兄の顔を見れて安心しました。


兄はからっと明るい表情とまではいきませんが、少しリラックスしているようでした。
少し兄に声を掛け、娘っ子としばらく話ました。

兄が弟の名前を連呼

後で弟に事情を聞いたところ、昨晩(土曜)兄からLINEビデオ通話が架かり、何やら訴えているようだったそうです。


弟は「明日(日曜)行くね。」と伝えたそうです。

兄がLINEビデオ通話を弟にするまでの経緯は、


次男君に兄が弟の名前を連呼していたそうで、次男君が明日は弟は来ないよと伝えても、止まなかったので、ならば電話してみればとなったそうです。

敢えて電話に出ることで回復は早まる!?

看護婦さんには兄が電話に出ないようにと言われていました。

しかし、本に失語でも敢えて電話に出るようにしていた方が、回復が早かったと書いてあったのを思い出し、(近くで付添うことが前提です)

兄に定期的にLINEビデオ通話をしようかと考えていたのです。

回復が早くなる理由としては、
電話してくれる人に少しでも元気な声を聞かせたいと思うからだそうです。

1月16日(土)母に一緒に電話しようと声をかけました。

なぜ一人で架けないかというと、
一方的に話すことになるのかな。
何を話せばいいのかな。

と二の足を踏んでいました。

母も同じようで、その日は電話しませんでした。

日曜日に電話が出来ずに悶々としていたら、LINEビデオ通話が架かってきたというわけです。

私の心は兄の顔を見れたことでとても安心出来ました。

弟に兄に電話することに二の足を踏んでいたことを話したら、
「は?何言ってんの?電話してあげてよ。」と呆れられてしまいました。

兄は弟の名前を連呼していたとき、とても不安に襲われたのでしょうか。


私もさっさとLINEビデオしておけばよかったと後悔しました。

話が通じないという失語の苦痛

言いたいことを言えず、文字も書けず、読むことも出来なくなって6か月以上が経っています。


どんな気持ちなのでしょうか。

手話で気持ちを伝えるということも出来ず、字に書いて伝えることも出来ない。

私なら、1日でも十分過ぎるほどの苦痛です。
おまけに利き手の右手は使えないのです。

どんなに辛くて、どんなに孤独で悲しいだろうと思うと、
私が兄の悲しみを半分もらって兄の悲しみを減らしてあげることが出来ないだろうかと思います。

そう思ってるのは私以外の家族も一緒だと思います。

一人で抱えるには大きすぎるのです。

好きだった曲を聞いてもらう

高次脳機能障害のため、入院当初音楽が苦痛そうだったと聞いてから、敢えて音楽を勧めていませんでした。

本に昔好きだった歌を歌えることがあると書いてありました。
しゃべらずに、声を発しないでいることは、すごくストレスではないですか!?

発散のためにカラオケに行ったりしますよね。

歌って発声出来たら少し胸のつかえが取れるのではないかと思い、


兄が好きだったサザンオールスターズの少し静か目の曲をLINEに添付して送ってみました。

兄からLINEが架かって来て、聞こえないと言っていました。

私「え?聞こえない?」
兄「仕方ないね」と残念そうな表情でした。

なんでだろうと考え、送ったYouTubeを開いてみると、
ミュートを解除というボタンがありました。

どうしたらミュート解除を伝えられるのか、、、
上の写真のようにスクショに目立つように赤で印を書きました。
少々怖い感じになってしまいました。

伝わったでしょうか。また明日聞いてみます。

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コメント

  1. まさくん、君が入社したての頃に一緒に仕事してたパイセンです。
    いっぱい頑張ってるね。
    焦らず慌てずにね。

    ご家族、ご親族の皆様
    会社の同僚です。弟さんからプログ開設を聞いて愛読してます。
    まさくんの様子が伺え、通勤電車でついつい読み入ってます。
    応援してます!

    • 応援コメントありがとうございます。そして兄、弟がお世話になっております。妹である私の拙い文章ですが、兄の頑張ってたり、苦悩してたり、笑ってたり、いろんな表情をお届けしていきたく思っております。知っていただくことで兄の力になると信じて、これからも更新していきますので、通勤電車のお供にしていただけると幸いです☆

  2. 彼がご家族にとって、ご兄弟にとってどれほどの大きな存在であるか、奥深い絆をどストレートに感じ、そしてこれから彼を皆んなでサポートしていこうという思いが伝わってきました。
    私も彼との再会を待つ一人です。言葉で伝えることしかできませが、とにかく彼と彼を支える皆様にエールを送ります。
    当時、あまり模範にはならなかったMぱいせんより。

    • ぱいせんさん、ありがとうございます。我々兄弟、家族にこれほどの絆が出来ていたことは今まで私も気づいていませんでした。
      ただ、一緒にいると楽しいくらいにしか。
      きっと兄が今教えてくれているのだと思います。絆はピンチが起きて初めて気付くものなんですかね。
      ぱいせんさんのエールとても心強いです!ぱいせんさんと兄との間にも素敵な絆があったんですね☆

  3. 母です
    パイセン様の心こもったエールに嬉しくて胸が一杯になりました。
    有難うございます!!
    まさの回復を一緒に見守って頂けたら心強いです

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