長かった入院とリハビリの日々を終え、今日退院いたしました。
兄は「やっと帰れる」と言うような表情をしていたそうです
6月10日に出勤して以来の我が家です。
コロナの影響もあり、子供や家族も自由に面会出来ない状況でした。
- 月に1度、担当医の説明の日
- 1週間に一度、家族1名15分
私は家が遠方なので、月に一度母と日帰りで兄に会いに行っていました。月に一度なので、私達を見付けると、どうしても涙が出るようでした。
帰るときはとても後ろ髪を引かれる気持ちになりました。兄は車椅子でエレベーターまで送って、「また」と言うように手を振っていました。
一週間に一度は弟か義姉が兄に会いに行っていました。
この時間は本人にとっても、家族の私たちにとっても、とても大切な時間でした。
12月に入ってからは面会は一切出来なくなってしまいました。
そんな中、兄は同じ病棟に入院されているお爺さんや、病院のスタッフの方々と、話すことは出来なくても、アイコンタクトや身振り手振りでコミュニケーションを取り、親交を深めていました。
退院で病院を出る際にお爺さんとハイタッチをしていたそうです。
12月の説明の日に私が行ったときも、お爺さんに会うたびに手を振ってニコニコしていました。
お爺さんや、リハビリのスタッフの方々に会う度に手を振って、忙しそうなくらいでした。(笑)
兄の新たな一面を見て新鮮で、私には出来ないだろうと改めて尊敬しました。
明るく笑顔で接してくださった病院のスタッフの方々、同じ病棟のお爺さんたちに感謝します。
兄は6月のコロナが落ち着いてきている時期の入院でしたが、これから入院される方々は孤独とも闘わなければならないのかと思うと胸が痛みます。
早くコロナ前のように家族や仲間を励まし、勇気付けに面会に行ける世の中に戻りますように…。
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