脳出血発症から8カ月の言語リハビリ
言語性保続
失語症患者においてはしばしば認められる保続であり、その発現率は84%ー93%と高い率で生じるそうです。
- 鞄を もつ
- 本を 読む
- 眼鏡を かける
- 薬を 飲む
先に「本を 読む」と言うと、
次に「眼鏡をよむ」
のように、前に言った言葉が出てしまうことがあります。
このような症状を保続と言うそうです。
兄も入院中から保続の症状を指摘されていました。
「切手」のカードを見て、「切手」と言うと、
「ネクタイ」のカードを見ても、頭では分かっているのに、「きって」と言ってしまう。
「お財布」を見ても「きって」と言ってしまい、
本人も違うことに気付いて違う違うと言うように正しい言葉を言おうと頑張ってました。
しばらく、「きって」が頭にこびりついているように、まずは「きって」と言っていました。
現在保続はあるものの、入院当初は単語のカード2枚の中から言語聴覚士さんが言った方を選んでいくところから始まったことを考えると、確実に前進しています!
運動障害性構音障害のリハビリ
運動障害性構音障害は、脳卒中によって言葉を話すのに必要な舌や口唇、声帯などの発生発語器官の動きが悪くなったり(麻痺)、それらの動きをうまくコントロール出来なくなったり(失調)したために、声が小さくなったり、かすれたり、ろれつが回らなくなったりして発音が不明瞭になる状態を言います。
兄は口の中の微妙な舌の動きや空気の調節などのため、言語聴覚士さんが吹上パイプを使ったリハビリを提案してくれました。
動画で見ていると、言語聴覚士さんの指示を聞き、理解して指示に従っている様子が分かります。
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